千村拓也

本作の主人公。長男として生まれ、大学卒業して一流企業に就職して、結婚して幸せな家庭を築いて、そんな一般的な夢を持っている少年。

エムシー薬局店の営業として握出紋の下で働き始めるが、学生の癖が抜けない部分も多く、自分が気になったことはどうしても反論してしまう面がある。

人当たりがよく、悪気がないので、怖いもの知らずの性格は営業に適した逸材と言える。

「体よく用意された応援要員第一号じゃないですか、

やだぁ」

高橋由香

千村拓也の幼馴染。社会人になって再会を果たす。

エムシー薬局店『総務・事務』担当。茂木飛鳥から店内業務をほぼ任されており、茅野智里より先に財務もやっていたので、彼女と供に接客していることが多い。

千村拓也を影ながら支えており、励ましあいながら仕事を率なくこなしている。

「高校生じゃないんだから、遅刻は絶対だめなんだよ」

握出紋

千村拓也の直属の上司。エムシー薬局店『営業』部長。

とある企画と供に村崎色が連れてきた営業に特化した人材であり、その素性は謎に包まれている。

会社に勤めている以上２４時間３６５日会社のために貢献して働くのは当然のことだと思っている。

千村拓也にも営業としての基礎を教え込むために厳しく接しながらお客様との対応に追われている。

「ボクも行くに決まってるだろう？嬉しそうですねぇ。千ぃ村くぅん」

村崎色

エムシー薬局店『総支配人』。

店舗を切り盛りする経営者として上り詰めた手腕を持つ女性だが、現在の趣味は物書きとアニメ観賞。少女漫画に涙する一面がある。

先見の明を持つ大胆な提案を出すが、いつどこで仕事をしているのかは謎。

「アニメはいいね。心が洗われるようだ」

川上晴子

エムシー薬局店『開発・組立』課課長。自身のことをハロルド博士と呼び奮起しているくらいの激務に追われている。

大の付く酒豪であり、超の付くヘビースモーカーである、性格は男勝りで責任感が強く、課長会議では他部署との口論が絶えない。

黄色いドレスが作業服であり、仕事中は捕らわれの姫と思わなければやっていられないと豪語している。

「うち、ハロルド博士いうねん」

茂木飛鳥

エムシー薬局店『設計・管理』課課長。専門業者と新薬に関する発注をしながら、現在は店内業務の最高責任者を担っている。

しかし、基本店内に居ることはなく、独自に行動して留守の場面も多いため、高橋由香に店内業務を任せている。

独特のセンスを持ち、自我を貫くために職場でも孤立しているが、本人はまったく気にしていない。

「僕と君は友達じゃない。ましてや君は新人。馴れなれしく僕のことを呼ぶな」

茅野智里

エムシー薬局店『財務・雑務』を担当する中卒の女の子。

はっきりしている性格のため、仕事とプライベート割り切って働いている。電話対応だと彼女のアニメ声を聞ける。

表情も表に出さないが、怒られることに弱く年相応の素顔も見せることがある。

「私はあなたのことが嫌いです」

千村芽朶

千村拓也の妹。

規則的な生活習慣を既に確立しており、献身的に兄を支える。

高橋由香のことをお姉ちゃんと呼んでいる。

「お兄ちゃんがパンを味わって食べてる。

少しずつ社会人に染まっていってるみたい」

フェルミ

？？？

「はじめまして。ぼくが来たからにはもう大丈夫だよ。

宇宙船に乗った気でいてよ」